ゆきのはなふる
- 作者: わかつきめぐみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/05/29
- メディア: コミック
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待ちに待って、待ちすぎて忘れかけた(;)頃についに出ました。わかつきさんの新刊。
…なのですが、「主様」シリーズを纏めたものなので、
「あわゆき、ふわり」と「ゆきのはなふる」以外はコミック再録なんですよね、ちと残念。
でも、埋草(というと語弊がありそうですが;)ではなく、
シリーズものとしてまとめて読めるのは幸せですね(´∀`)
「くちなしの薫る頃」「春は花笑み」「天つ水降り」(「黄昏時鼎談」収録)
「なんかもーすきなだけやってればいいじゃない」と言いたくなるオノロケなお話ですね。
本人たちは幸せだし、見ていて微笑ましくて好きなお話ですが、
周りにいる人はちと気の毒ですなw
「雨の宮 風の宮」「雨の宮 風の宮 ◆春の虹◆」(「言の葉遊学」収録)
チャラい男がいたいけなツンデレ少女をまるめ込んじゃうお話。
という感じなのでしょうか;
ゆりかちゃんみたいな子はかわいらしくていいですね。
でも、姉にも都世にも簡単にまるめ込まれ過ぎだよ(´・ω・`)
「はるつぼみ桜色」(「そらのひかり」収録」)
モラトリアム男が焚きつけられてようやく都合のいい女の子にプロポーズするお話。
こう言ってしまうと小毬ちゃんがいじらしいだけに、若干浅緋にムカつきますね。
香珠姫さまのカッコよさに救われますが、こりゃ縁談とは無縁だよなぁ、とも思いますねw
「あわゆき、ふわり」
幻宵さん、可愛いですよね。
雪吹きたちにも本当に愛されて(?)いて。
マジメなだけではダメなんですけど、でもマジメだからいいんですよね。
「ゆきのはなふる」
表題作、これのみちょっと長めのお話です。
「モノ」に魂が宿りうるのか、人の心自体が不可侵なものなのか、
私には全く分からないですけれど、
対象が何であれ、そこに存在がなくとも、心を傾ければ応える、と思います。