ファンクラブ

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初聴の感想としては「完成度は高いとは思うけど何か望むものとは違う」という感じでしょうか。


音の厚みは以前と比べると各段に出ている、とは感じますが、
これまでの良さだったベースをバリバリに効かせた感じや、
いかにもナイーヴな青年、という感じの繊細な感じが無くなってるような気がしますね。


内省的な詩は同じようなのですが、
これまでのアルバムで感じたような
内面の弱さゆえの開き直ったような明るさや
それがカッコよさと勘違いしたような無暗な小難しい言葉の使い方、といった
青臭い、虚勢を張ったような感じがなく、
何というか、聴いていて気恥ずかしさを感じないんですよねw



完成してしまった、という感じがするだけに、
何か大人になっちまったんだなぁ、という寂しさを感じます。
まぁ、年もほとんど変わらないので、
いつまでも青臭くはいられないよなぁ、というのはわかるのですけどw